2014年11月14日金曜日

ロードサービスについて

現在多くの自動車保険にロードサービスが“おまけ”としてついている。
(中には有償のところもあるだろう)

私のお客様でも度々このロードサービスを利用いただいているお客様がいて、それはそれでお役に立っているようで何よりだ。

とはいえロードサービスとはいっても万能ではない、レッカーサービスには距離制限もあるし、ガス欠なんかにしても年間の利用回数や1回あたりの給油量は決められていることが多い。(そりゃそうだ、あくまでもおまけのサービスなのだから)

ロードサービスをご利用いただくと、お客様にとっては無料のサービスであっても保険会社は提携しているロードサービス会社に保険金としてその対価を支払っている。(代理店にきちんと連絡がくるようになっているのです)

そこで今回あるお客様より、「レッカーサービスを利用したとき、なんで運転手を一緒にレッカー業者のクルマに乗せてあげないのだ?」とのご質問をいただいた。

業界の方であればご承知かもしれないが、保険会社のロードサービスでは基本的にはレッカー業者の車両への同乗はご遠慮いただいている。(公共交通機関のなさそうな山道や高速道路上などは危険回避などの観点からご同乗いただくことはある)

保険会社からの回答としては、レッカー業者さんのクルマにご同乗いただき、万が一事故が発生しお客様に更なる被害を与えないようにという配慮からです、とのこと。
※もちろんそこには保険会社として同乗を容認することで、万一の事故時にそこまでの補償は負いかねるという事情もあるかもしれないし、もちろんレッカー業者の過失に限らない事故もある。
何が起きるか想定しづらい事が多すぎるので、線を引いておけば間違いがないと考えるのは企業論理としては一定の理解が出来る。

(またお客様をレッカー業者の車両に同乗させ移動手段としてご利用いただくことは、場合によっては道交法上の第二種運転免許の区分に該当するかもしれないので、法令遵守を標榜する保険会社のお立場としては解釈に悩ましいことなのかもしれない
~当該段落はあくまで私の想像なので誤りがある場合はご指摘ください。削除します)

ちなみにJAFさんの規定はまた異なると思うので、これら意見は差し控えます。

改めて、お客様よりロードサービスに関して、運転者をその場に置き去りにするとはどういうことなのか?とのご意見を受けた為(日頃とてもお優しい方なのでなにげ実は怖かったのだ)、あれこれ調べてみたものの残念ながらこれはなかなか難しそうだ。保険会社の立場もわかる。。。

一方さらには昨日、別の方より「そんなんじゃ意味がねーよ!」とまで叱られ(そんな言い方しなくてもいいじゃんか・・・と少し残念)、とはいえお客様のお気持ちもわかるので何とも悩ましい限りだ。

常々保険は万能ではないと思っているが、少しでもお客様のご要望に満足いただけるよう保険代理店としてのサービスと質の向上を目指したいものです。

※以上まじめブログでした!