2018年8月24日金曜日

10年ぶりの訪問(@東新橋)

まだ会社員だった10数年前、とある大口団体の保険募集でノイローゼ気味になってしまったことがある。
類似の団体同士の調整含め、それこそ上へ下への大騒ぎ。クレーム電話やお詫びの訪問は星の数ほどで、随分苦しい時期を過ごしていた。
それらが幸いしてか、今ではそのジャンルに関しては誰にも負けないほどの知識と対応力を備えていると自負している(なんちゃって・笑)。

8月24日(金)は台風の影響か、雨・風ひどい午前中、お世話になっている「難病を抱えるこども達を応援している団体さん」の事務局がある新橋までお伺いしてきました(こうみえて当社はその団体さんの賛助会員である)。
理事兼事務を兼ねる大変お世話になっている方と様々ご対応を済ませたところ、先に記した10年前にノイローゼ気味にまで追い込まれてしまった某団体さんのことを思い出した。。。

そうその団体さんも新橋に事務局があるのだ。

会社を辞めてはや12年。その団体さんにお伺いしても既に周囲にご迷惑はおかけせぬだろうし、そもそも何ら利害があるわけではない(仮に利するところがあったとしても、コンプライアンス的に怖くて手を出せる案件じゃないし・笑)。

アポも取らずの10年ぶりの突撃訪問。

ピーク時はそれこそ毎日顔を出し、少なくとも週に1度、理事会などは月に一度開催され(懇親会などは年がら年中(名誉の為に言えば皆さん自費である)、飲み会の苦手な僕はお偉方に見つからぬようそそくさと逃げ帰るのが常だった)、良くも悪くもその団体の為の仕事しかしてなかったといえるほど頻繁に通っていた。
しかし西新橋から当の事務局がある東新橋の場所をこともあろうに忘れており(右も左もわからん!!)、右往左往しながらもようやく到着。

実は、まさか往時の皆さんがまだ在籍なさっていらっしゃるとは思っていなかったので、事務局のそのお部屋に懐かしいお顔を見つけたとき、そしてあのノイローゼの元とも言うべきパンフレットが収められているピンク色のダンボールなどを数箱見つけたとき、思いのほか苦いことよりも多くの成果を出せた楽しかった時の記憶、ふんわりした柔らかな気持ちに包まれました。

懐かしの皆さんに温かく迎えられ、旧交を温める。
(もしかして迷惑ではないかと頭をよぎるも、よほどのことがない限り今回を最後にもう訪れることもないだろうからお許し願おうと居直ってみる)
当時お世話になっていた様々な方のお名前や近況もお聞きした。中には亡くなってしまった方や闘病中の方もいるとのこと。

それにしても年を取ると10年前などつい昨日のことのようだ。
これを機に何かが始まるわけではないけれど、でも人の縁は巡るもの。

この投稿を読んだ方でこのことに気がつく人はごく少数だ。
でもまたいつかどこかでご関係の皆さんと縁があるといいと思うし、そして何より関わった皆さんが息災に過ごしておられることをお祈りしています。