2023年12月17日日曜日

意味がない

とある土曜日。お仕事でお客様(団体契約です)のところにお訪ねをし、保険の説明会をして参りました。
どちらかというと形式的なもので、参加者さんは取りあえずお聞きくださってはいるが、自分ごととして積極的に聞く必要のないものかもしれません。
まあそれはそれでよいのかなとは思っています。

そんな各所での保険説明会において、全体参加者15名前後のうち必ず1人か2人、ネガティブチェックをなさる方がいる。
 ネガティブチェックそのものが悪いというわけではないと思うが、その発言の仕方には責任を持っていただきたいと思うことがある。

ある保険の項目において、その方は理解し難かったのかもしれない。あるいは期待していた答えと異なる回答を受けたため、納得出来なかったのかもしれない。
そしてその方は公然と「それでは意味がない」と発言された。

意味がない。

その方におけるこの言葉の真意は恐らくこうだ。
「自らが期待していた性能と異なる能力しか発揮出来ないものは全て“意味がない”」と。
例えるなら、〈電子レンジを購入しようとしたが、その電子レンジにはオーブントースターとしての機能がなかったから、電子レンジとしては“意味がない”。〉

こんな感じである。私としてはその電子レンジにオーブントースターの機能がなかったことにはお詫び申し上げるが、その電子レンジそのものを意味がないとして全否定、断罪されるのはちょっと違うと思うのである。
ならばその他のオーブントースター機能付き電子レンジを検討されるがよろしい。

今回、電子レンジの説明会ではないので少し話が逸れたが、公然の場で「意味がない」と非難めいたことを言われた私は当然黙っているわけもなく(このあたりが大人気ないとは思うが)、『意味がないと仰るならばご契約いただかなくてよろしい、よくよく皆さんで改めてご検討くださいませ』と強めに言う。
その場が少し凍りついた空気となった。

司会の方が慌ててその場を収めようと他の質問に切り替え、話を整理して下さった。

こちとら売られたケンカは買うんだよ!といった体でその場を引き上げる。
帰りしなに団体の責任者の方が出口付近まで追いかけてきてフォローくださり、こちらも御礼とお詫びをかね丁寧にご挨拶させていただきました。

最近、議論ではなく、一方的なネガティブな意見や、会話や作成物に対し全否定をされる方に少し熱くなる傾向がある。
これはもしかして日頃のストレスがかなりたまっているのではないだろうか。
休息が必要かとおもう今日この頃です。
皆さんもどうかご自愛くださいませ。