2021年2月8日月曜日

問題提起・外国人の方のご契約

当社が大変お世話になっている会社さんや、当社と関わりのある皆さんとのご関係にて、当社は外国人籍の方のお客様が比較的多いと思います。
それこそ東アジアはもちろん最近は東南アジアの方も増えてきました。そうそう南米の方もたくさんいらっしゃいます。
元々日本で暮らすいわゆる日系〇〇と呼ばれる方から、在留資格を得て永住している方まで。そういえば中には先日帰化された方もいらっしゃいました。(帰化したのであれば日本人ですね)

そこで、僕とご縁をいただくということはすなわち保険のご相談ありきが前提です。
現行損害保険も生命保険も概ね保険のお引き受け規定の一丁目一番地としては「契約書類関係を自分で読んで理解し、自分で申込書等を記入できる日本語能力を有すること」とありました(その他にも多少のハードルはあります、2年以上住んでいることとかいろいろ)。

要は通訳さんナシで書類を読み、理解できること。。。
そりゃそうだ。
日本人だって日本語が読めず、内容を理解出来なければ、保険商品を理解いただくことが出来ない。すなわちその商品特性をご理解いただけなければ、どんなときに保険の対象となり、お考えになるその保険ニーズを満たせるかがわからないわけだから。

掃除機や冷蔵庫、TVなどの家電。シャツやズボンなどの服飾。
カップラーメンやお弁当はイメージした味と違うことはよくあると思うけど・笑、でも掃除機はゴミを吸ってくれるでしょうよ、TVはだいたい映るでしょう。
ラーメンはおつゆの中に麺が入っている食品なわけで、お弁当はご飯なのかパンなのかは見た目でだいたいわかるだろう。。。
でも保険はほとんどが文字でその効能を表しているわけで。。。(写真付きで雰囲気はわかるかもだけど)

では言葉が理解出来ないと一切保険に入れないのだろうか。
まるきり言葉がわからないのはさすがに困るけど、でも永住権を持っていたり、在留資格をお持ちの方なら、そして今後も日本で暮らしてゆかれたいという方なら最低限の保険・保障は必要だと思う。
そこで喋りはカタコトでも、書いていることが理解出来ていればいいんだな。とこのブログを書いていて思った。
そういえば内容が理解できていることは何をもって証明するのだ?
テストするわけでもないし。
こちらは「わかりましたか?」と聞き「アイ、ワカリマシタヨー」と答えていただければそれでよいのか(決してバカにしてないけど、こんな感じは正直少なくないです、はい。)。

正直に言おう。約款にはさすがに日本人でもこれどういう意味???という難解な表現をする箇所が1か所や2か所じゃ済まない(と思う)。なんて不親切なのだ!と思うことが多々ある!多々あるのだ!(2度言った)
それはさておき、そんな難しい表現や時には病名(告知書なんてそうだ、聞いたことない病名があるヨ)なんかの時には人に聞くし、辞書をひくときもある(というよりスルーしちゃうかも。だって医療従事者じゃあるまいし知らんわ。。。まあ聞いたことがない病名はかかったことがないとも言えるけど)。

日本人だってそうなのだから、なら外国籍の方ならわからない表現や文言、それらが記載されているパンフレットや申込書類、はては約款まで、それらをすべて理解するなんてムリだろ!と思う。

「翻訳ソフト」。。。

google翻訳とかはかなり精度が高いと思ってます。もしかしてそれらを使って理解してもらえればいんじゃネ?と思ったりして。。。(これ書いていて大丈夫かと不安になってる・笑 というよりNGだろね)

好き好んでかどうかはわからないけど、ともかくも日本で頑張って生活している彼ら彼女らのために必要な保険という制度が多少でも支えになってあげたいととにかくも強く思うわけです。

翻訳ソフトの是非は置いておくけど(どうせダメっていうに決まっている)、彼ら彼女らが安心して暮らせるよう、保険で支えてあげられるような制度設計というか、何か方法を考えてみたいと思っている今日この頃です。

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Zhaogu ziji!!
Take care!!