6月。学生の頃は祝日のない月であった為(今もか)、長く辛い月という印象です。さらには梅雨の為、ジメジメとした日々は汗かきの僕としてはとても過ごしにくい月でもある。
そんなネガティヴな印象の月ではありますが、お仕事的には年間の中でも1,2を争うほどの忙しい月でもあります。
プライベートでも6月は色々あるのです。緊急事態宣言中だからおとなしくしてなきゃいけないけれど、感染対策を万全にしたうえで、基本方針を遵守し様々な活動を並行して行ってゆく所存です。
というわけで、久しぶりの機材バカぶりをご披露します。
2021年に入り、相変わらず音楽機材への興味や愛情は尽きることなく、ネット・Twitter・YouTubeなどで情報を仕入れては機材を試しています。(もちろん手持ちの機材との相性もあるので、あまりピンと来なかったものは値段が下がらぬうちにさっさと人様へお譲りをしています)。
そんな中、ヴィンテージ機材の復刻などで著名なorganic soundsさんより1年ほど前にリリースされた「organic drive "ares"」を購入いたしました。
いわゆるオーバードライブです。
このオーバードライブという代物は、世界中でそれこそ星の数ほどあるエフェクターの一つなのですが、この“ares”、何よりこの見た目がよい。ずっしりとした重みと、無骨でマットな質感を纏う筐体。そう、音楽機材は見た目も大事。所有欲をそそられるか否かも重要なのです。(どんなに音が良くても見た目がBADだと演奏する気も半減・・・)
一方出音はどうか。
正直、汎用性が高いとは言いにくい。演奏するジャンルにもよるが、歪み具合としてはゲインマックスでも軽めのロックがいいところか。
そして歪みの質感は割とファットな感じで、悪く言えばブーミーな要素が付きまとう。ブリブリしています。シルキーな歪みではない、見た目同様無骨な歪み方という印象。
しかしローゲイン、またはゲイン12時くらいまでのクランチであれば絶妙です。そのギターやアンプの特性に忠実な歪みを醸し出してくれる印象(表現がヘタでゴメン)。
いずれにせよハードロック中心の私では手に余るかと思いましたが、単体では微妙でも前段にゲインブースターかませればかなりの良き音に変貌しました。もちろんどんなブースターでも良いというものではないけれど、私の場合はOD-3/BOSSをゲインブースターとする策は大変良かったです。
さらに機材バカはその前段(いわゆる先頭)にFUZZFACEをかませても絶品でした。すなわち[amp←ares←OD-3←FUZZ←guiter]という漢の直列です。
そして何より特筆すべきことがもう一つ。この3段の歪みを同時ONにしてもストラトシングルでノイズがほとんど出ない点にはビックリしました(爆音にしたらわからないし、サーッという多少のノイズは乗るけど)。
というわけであれこれ試してみた「ares君」しばらくは気に入って使いたいと思わせる見た目と出音でした。