2021年6月16日水曜日

強欲

 

どんな仕事でもそうかもしれませんが、特に保険のお仕事をしていると、お金にまつわることが少なくない為、人の本質が見え隠れすることがある。

お金に執着することは決して悪いことではないし否定しない。生活のためには必要だもんね。

そう、保険金のお支払い時にまつわるお話しです。

残念ながらお客様より強欲ともいえるその様が、笑顔の隙間からついつい垣間見えるたび、、、それどころか上あごを突き出し喚き散らされた日には驚くというよりも正直ゲンナリしてしまう。数日(あるいは数週間)はこれらの事に悩まされ夢見が悪くなるほどだ。

ちょっと欲をかくくらいなら可愛いものだ。僕の顔色を窺いながら「何か良い方法はないかな・・エヘッ」なんて程度なら僕も約款の隅から隅まで、法令の範囲で色々考えてみる(決して変なことはしないヨ)。

それが時々「何とかなるよな!」「えっ、なんでこんなに少ないんだヨ!」「知り合いは出るって言ったゾ!」などなどなど。。。

気持ちはわからないまでも、やはりこちらも人間。お客様は神様じゃあない。

高圧的な態度でその強欲ぶりを見せつけられる度にホントに心身がやられる。痩せる思いとはこのことだ(痩せないけど)。それとこういう人たちに限ってだいたい自分自身が法律だという意識の強い人が多いと感じている。

自分の見たいものしか見ないタイプだ。

僕の処世術としてこの手の輩と遭遇してしまった場合は、、、、あきらめる(笑)。

経験則としてまともにやり合ってもかなわないのだ。適切な対応によって納得してくれればベストだけど、そもそもそんなんで納得するような人なら最初からこんなに困ったりしない。聞く耳をもたないのだ。であればこちらも理論武装の上、論破するとか、やり込めてやるとか、色々考えるけどこの手の人たちは同じ土俵に立つ気がないのだからムリなんだね。

結果何とか嵐が通り過ぎるのを待つ。そして何よりこの手の人たちのせいで自分自身のメンタルがやられないようにすること。さらには自分自身を責めない事。

そんな強欲ぶりや無知を他者に見せるたび、周囲の人は離れていってしまうと思うのだけど、そんなことにも気づかないのだろうかといつも思う。

僕なんか元々欠陥だらけの人間だから決して偉そうなことを言えた義理はないが、でもこんなことがある度に出来るだけ周囲の人たちには優しく接していたいと強く思う。

こんな世知辛い世の中だからこそ、周囲への配慮と多様性を理解し、ムリせずに参りましょう。