2022年6月23日木曜日

終わりの在り方について①

先日発生した草加の建材店での火災。ウチの事務所から黒煙がはっきりと見えました。建材店の方やその周囲の皆さんが大事に至らないことをお祈りするばかりです。

さて昨年末頃より僕の持病ともいうべき疾患の様子が少し気になりまして、健康診断から始まり、再検査、専門医での診療や精密検査、そしてしまいには紹介状までいただき近所に出来ました東京女子医大(江北医療センター)さんにまで診療に向かう始末となりました。約半年間、かなりドタバタしていましたが、幸い大事に至らずに今を迎えることが出来ました。

おかげで4月に予定していたライブへの出演はキャンセルせざるを得ず、メンバーやライブハウスさんには大変ご迷惑をおかけしてしまいました。。。(代わりに7月末に再度開催される別イベントに出演することとなりました。ガンバロー)

それはともかく、半年もの間体調そのものは悪くはなかったものの、検査漬けの日々の中でいつ何時窮地に陥るとも限らなかったわけで、おかげで色々と考える良い機会にはなりました。

またまたマンガの話になりまして恐縮ですが、「ファブル」というプロの殺し屋が殺し屋を1年間休業する間に起こる様々な出来事をアングラな目線で描写しつつ、ときに面白おかしく表現している名作です(映画化もされているようですね)。

そんなプロの殺し屋さんがふとつぶやく、「ふつうに慣れた連中は今日と同じ明日がくるのが退屈らしいが、俺達は明日のありがたさを知っている。仕事をし、得た金で飯を食い、また明日の事を思い夜に眠る。俺達には天国だ。。。」

その通り。(そこそこ)健康に今この時を過ごせること。明日が来るかもわからない中で今日という日を大事に生きること。僕は“まだ”というか、“もう”というか今年で58才になります。そしてこの検査漬けの半年間、窮地に陥るかもしれない中で“終わりの在り方”について考えるようになりました。それは家庭のことや仕事のことや音楽活動のこと。それこそ様々です。

その中でも特に仕事のことは切実で(経済的にもね)、多くのお客様やスタッフさんのおかげで成り立っているこの会社をどうするか。個人的には正直しがみつくつもりなく、またこの会社を何が何でも世に存続させるという考えも今は、、、、ない。誤解のなきように言えばこの会社を存続させるべくより良い方法があればそれは勿論ベストだし(後継するなど)、それがベストでなければ他社さんと合併するか、はたまた閉鎖するか。それはスタッフさんとともに考えながらベストな方法を模索しつつ、あくまでも柔軟に対処してゆきたいという意味です。

終わりの在り方について、僕が65才になるまでの約7年間、少しずつ考えてゆこうと思ったことを表明しました次第です。

健康第一、その日1日を大事に生きよう。