2020年5月21日木曜日

自粛と音楽 ♪


2020/4/7の緊急事態宣言以来約2カ月弱。
関係各所の指針を遵守、行い得る最低限の業務を持続しながらもほぼ引きこもり~自粛状態としていました。
当然のことながら、さすがに経営的には大苦戦を強いられており、政府の各種保証を受けつつ、息も絶え絶え何とか凌いでいる今日この頃です。

そのような中、周囲の友人やお客様は当社以上に苦戦をされながらも、様々工夫を凝らしながら日々を過ごしておられます。あと少し、もう少しガマンをして、ウィルスとの共存という形とはいえ、多少でも日常が戻るよう祈っています。

そんな中、音楽仲間とお話をしていましたら、とあるギタリスト氏がギターを抱え街中を歩いていたところ、突如後ろから蹴られてしまったのだとか・・・。

人が人を正義という名の下に裁く?

かつて「デスノート」というマンガがあり、主人公が偶然拾ったデスノートという死神の力を宿したノートで、犯罪者はもちろん世の中に不必要と思われる人間達を次々に秘密裏の内に殺害するというもの。(本当のお話はもっと複雑です・笑)

イジメっ子に対し復讐したい、パワハラな上司をやっつけたい、法で裁けない輩に鉄槌を。
正直にいえば、あのデスノートを使いたいという人の心・欲求に関しては理解出来るのです。

でもそんな多くの理不尽に対し、大多数の人はガマンしながら過ごしていることでしょう。

ライブハウスなどでコロナウィルス感染者が発生した事実はたしかにある。
しかしだからといってライブハウスそのものが悪いわけではないし、さらにいえばギターを抱え街を歩いていただけの人が何か悪い事をしたかどうかもわからない。

自身の正義か何の裁きかは知らないけど、後から蹴りを入れるなんてどうかしていると感じたし、本当にさみしい気持ちになりました。
僕も音楽活動が再開すればギターとペダルボードを抱えその辺をウロウロしているはずです。
すぐそばにそんな蹴りを入れるような人(そんな思考・思想を持つ人)がいるのかと思うと本当に恐ろしい。

・・・僕などがこのような事で声を上げたところで何のも意味もないかもしれないけど、でも僕は音楽を愛しているし、音楽が人を繋げるということを信じている。

誰が何と言おうと音楽を、音楽で人を幸せにし、そして音楽で命を繋ぐ人たちをこれからも微力ながら応援したいと思っています。