2020年9月7日月曜日

Alias Sound

 

趣味の話です。

相変わらずギターの機材の話です。


少し前にAlias Soundさんというエフェクタービルダーさんの製作されたギター用プリアンプ「SERPENTINE」という製品を購入させていただきました。

そうエフェクターというよりプリアンプです。

よってアンプのリターンへ直挿しするわけで、ギターアンプのコントロール部はマスターボリューム以外、基本的にキャンセルすることになります。

一方で僕の所有しているアンプ(BOSS・刀アンプ)には親切にもパワーアンプへ直挿しする専用端子があるので、そちらへこのプリアンプをダイレクトインッ!。

案の定、トーンやリバーブなどのコントロール部はマスターボリューム以外まったく効きません。


この「SERPENTINE」というプリアンプ、単体ではJCM800を模したというだけあってそんなには歪まない(とても自然でキレイな音)。しかしマーシャル固有の少し枯れていながらもギラついた感をよく表現されていると思いました(表現ヘタでごめんね)。

そこへかの1周回って我が元へ帰ってきた「OD-3(BOSS)」でゲインブーストしてみる。

これは今まで僕が様々な機材で試した中でもベスト1・最高の出音ではないかと感じた組み合わせ。

これはもちろんあくまで個人の感想。もっともっと高価だったり、ヴィンテージのアンプなどと比較するべきではないし、そういう類の話でもない。もっといえば僕のギターはFGNの普通のストラトだしね(ピックアップも普通にSSL-1搭載)。さらに言えば大きな音で出したわけではないし、もちろんライブとかでも試したことはない。

まあいいや、でもとにかくその歪みの出音は本当に好みの音。ずっーと鳴らしていたくなる音とはまさにこの音のことかと。

そして一方で手元ボリュームをフルから4~5位に絞ると、それまでいい感じに歪んでいた音がすっと、それこそすっと、いんや、すーっと(しつこい!)クリ-ンになるのです(純粋に言えばクリーンではないけど、概ねクリーン気味な感じ・笑)。

でもこれには本当に驚きました。クランチ気味な設定のプリアンプにOD-3でレベル9時でゲインブーストしたディストーション的出音のところから、ギターの手元ボリュームを下げるだけで自然にクリーン(気味)へとコントロール出来るとは。。。

こりゃこのセッティングがレギュラーメンバーになるのではと大いに期待していたところ、問題発生。。。

随分長い事音楽やっているクセに知らないことがまだまだあると思い知ったのです。

その出来事とは出入りしているスタジオさんの機材がかなりクラシカルなJC-120だったため、何と背面にセンドリターンの端子がない!?

ん?そんなことあるん??アンプのプリ部をキャンセルすることが出来ないと?

取りあえず色々調べていると、JC-120の製造年代によってはリターン端子がないものもあるとのこと。

こりゃまずった。

月末にライブがあるので(バンドリーダーさんによると配信で実施するとのこと)、そのライブハウスにあるJC40も、まさかリターン端子がないなんてことはあるんか?そこに愛はあるんか!と慌ててライブハウスさんにお問い合わせ。



優しい店長さんのおかげでその心配は稀有に。

実物の写真までいただいてしまい大変恐縮(お願いしたんだけどね)。


とはいえ、ライブ前のリハではそのリターン直でのプリアンプによる出音実験が出来ないため、自分のアンプを持っていこうかどうしようか検討中。(クソ重いんだよね。。。ちなみにインプット挿しではハイがかなりきつくなってしまい、自然な出音には程遠かったです)


・・・アンプ直の音が一番良いなんてことは十分理解している、しかしバンドでのライブ中心の活動の僕としてはその箱の環境によっては大いに不安なこともあるので(だいたいまごついちゃうから)、やはり足元である程度の出音はコントロールしたい派です。

でもリターン端子のないJCがあるとか、まだまだ不勉強であったこと、機材の奥の深さを思い知りつつ、歪み沼と機材沼には当分お世話になりそうな今日この頃です。