2021年8月11日水曜日

FuzzFace系

今日は機材バカたる僕のエフェクター話。読み飛ばしていただいて結構です。

基本、古めのハードロック好きな僕のギターの出音はどんな形であれ常に歪んでいます。これまでオーバードライブやらディストーションやら、はたまたアンプ直にて歪ませたり、とにかく試行錯誤の日々でありました。それも1台の歪みペダルどうこうではなく、原則複数台を組み合わせて音作りをするものだから、組み合わせてみないとわからない。とはいえそれを楽しんでいるのもまた事実。これは楽器を引退するときまで続くのでしょうね。

一方で先に羅列したものとは別種の歪みペダルの一つである「Fuzz(ファズ)」。

かなり昔のこと、バンドメンバーより「ナカヤンはファズは使わないの?」と聞かれ、即座に『大キライなんだ!』と今となっては取り返しのつかないほどの失言中の失言を言い放ちました。全国ファズ愛好家協会を敵に回してしまうべく、大変後悔をしたコメントをしたことが今も記憶に残っている。
この場をお借りして撤回と謝罪を申し上げたい。。。

ファズにはファズで様々なジャンルがある。(表題のFuzzFace系、MUff系、Tonebender系など)誤解を恐れずに言えば、音の壁とも轟音系ともいわれるBIGMUFF系はいまだに苦手です。しかし過去1年あまりにおいて、ファズのジャンルの中でも「FuzzFace系」に関してだけはその使い方(活かし方と言ってもいい)を知ってしまった今、僕の音楽には欠かせない最大のピースとなったのです。

基本、ペダルのゲインとボリュームは常にフルテンであるが(FuzzFaceの特徴ですね)、手元ギターのボリュームマックスで高音域にジリジリとした成分を纏わせながらそれでいて耳障りにならない心地よい歪み音を放ち、手元ボリュームをほんの少しだけしぼれば(9.5位)、枯れたいい感じのオーバードライブに。もちろんFuzzFace系の真骨頂たる手元ボリュームを大きく絞ればただのクリーンではない、芯のあるクリーン(~これがいわゆる鈴なり感とでも言うのかな)を紡ぎ出す(ペダルによるとは思うけど、ゲイン高めのオーバードライブでは手元を絞ってクリーンにするのはまず難しい)。なのでこの汎用性の高さは他のペダルと代えの効かないスペシャルなものと思っている。

中でも現在はVirtuesさんの「Lander」を使用中。このほど「Lander cult limited」も入手した今、フーチーズのファズマスターと誉れの高い村田氏でさえも、動画の中で「これでいいじゃん!だってFuzzFaceのホントの音がわかるもの!」と最大級の賛辞と高評価を与えておられました。激しく同意です。

どいうわけで、ギター歴約40年にしてついにFazzFace系にどっぷりとはまっている今日この頃です。