2014年10月11日土曜日

お仕事と哲学

随分と難しそうなテーマであるが、何のことはない。
サッカー日本代表アギーレ監督の2014/10/10・VSジャマイカ戦後のコメントを聞いて、いいこと言うな~、結局そういうことなんだヨ、と思ったわけで。

それは・・・「プレーの哲学よりも勝つことが大事」

もちろんアギーレの言ったことはこれだけではないので、色々誤解のないようにしておきたい。

そこで僕の本業たる保険代理店のお仕事に置き換えてみる。

法人・個人を問わず様々な種類のお客様に対し、「僕が持っている保険哲学」と「お客様の顕在化したニーズと潜在的なニーズを洗い出し」、「最終的にどんな保険商品を提供することがお客様にとってベストな方法か」をご提案するわけです。
もちろん僕もお客様も理想論だけぶってもそこには対価というものが存在するので、ご予算などに応じて適切な落としどころを見つけるわけです。

これは保険業に限らず、様々な場面でも大きな違いはないと思う。

一方で僕の保険哲学や経営方針・理想(カッコつけてるわけではない)において、対・お客様や対・保険会社との関係においてどうしても割り切れない場面というのが多々生じることがある。

以前の僕であればそんな割り切れないことに対しては、絶対に許さず様々な場面で食って掛かっては返り討ちに遭い、こっぴどい目に合っては泣く泣く引き下がる、そんな日も多かった。。。

そう、キレイごとばかりでは成り立たないのだ。

決して自分を曲げるわけではない、絶対的な哲学と理想を持って取り組むことには変わらない。

しかし勝利に至る過程で多少の泥臭さ、、、サッカーで例えるならうまーく相手からファールをもらって、良い位置からのセットプレーで得点機会を増やす。
システムはアギーレの4-3-3でもザックの4-2-3-1でも良いのだ。最後はパワープレーでも何でもいいから1点をもぎ取って勝つ。
そう理想的な試合運びで勝てることに越したことはないが、最後はどんな手(勿論ルールに則って)を使ってでも勝つことが大事なのだ。


今回僕はとある、絶対に取り組みたいと思っている案件で、先にも述べた哲学や当社の方針、取り組み姿勢において、その案件に対し絶対にお役に立てる自信があると思っている(自信過剰・笑)。
よって何が何でもそのお仕事をいただきたいと決めたのだ。
しかしその営業過程においてそのお仕事をいただく為のハードルは限りなく高い。

先の哲学や理想などだけではどうにもならない裏の事情というものがありそうだ。
いわゆる大人の事情ってやつだ(腹が立つが仕方がない)。

若かりし頃の僕であれば、ただただ地団太を踏んで指をくわえて悔しがっていただけかもしれない。
または唇かんで悔し涙をうっすらと浮かべつつ、体育座りのまま部屋の隅っこで1日中ブツブツ言っていたかもしれない。
いやいやそれどころか一枚上手のその商売敵に対し「汚いぞ!」と罵ってピンポンダッシュしたり、もしかして藁人形でも作って夜な夜な呪いの十寸釘を打っていたかもしれない。(全部ウソだからね)

でもそんなのダメだ。

哲学と理想は掲げるが、最後は何が何でも勝つ。
グループステージ敗退では意味がないのだ。
そのステージに上がらなければ何も始まらない。
結局その案件に対しお役に立てないのだ。

そんなわけで僕は今取り組んでいる案件に対し、自分を奮い立たせる意味でも、勝利の為にアギーレのコメント含め、ブログに書き記した次第です。

勝つんだよ~、ナカヤマ~!
一緒に千住新橋を渡ろうじゃね~か~。