詳しい定義は知らないけれど、長時間の手術や全身麻酔などの影響で幻覚を見たり、暴れてしまったりする忘我状態と理解しています(違っていたらごめん)。
僕も手術後は大暴れしたようで(闘病日記・その1)、もう一つ、入院中、それも術後1週間くらい続いた状態について書き記しておこうと思います(これはお聞かせするというより、もう一度全身麻酔による再手術+再入院するので自身への備忘録として)。
当時、入院中・手術後の病室内は暑く、かつベッド上で身動きがしづらい状態にあったことも要因として毎日なかなか眠れずにいました。それと夜中、1時間ごとかどうか看護師さんが点滴の様子などを見に来てくださるので、そのたび看護師さんの持っているスマホのライトでピカーと照らされるのでせっかく眠りに落ちかけても起きてしまうのです(文句言ってないです)。
そんな状態もあり、昼夜問わず少しうとうとと眠くなり目を瞑ると一瞬で異様な光景、それも夢なのかわからない幻覚的なものを見るようになったのです。それも今まで経験したこともない、見たこともないような異国の風景(それも中東などの寺院的なもの)の中で過ごしているような、少し恐怖心に駆られる異様な光景を見ることが多かったのです。
そしてそんな異様な世界から、はっと目を覚ますとだいたい10分も経っていないことが多く、その異様な光景について記憶を辿るも、やはり過去に一度たりと見たこともない映像でした。
あとでふとこれは術後せん妄の影響・一つなのかな?と感じたけれど、またドクターや看護師さんらにいらんこと言うと騒ぎになってしまうので奥さん以外には黙っていました。
術後1週間も過ぎると徐々にその異様な光景・映像を見ることもなくなり、自身の守備範囲ともいうべき平穏な夢を見ることが多くなりました。ようやくほっとしたことを覚えています。
また次回再入院の際に全身麻酔を行う予定なので、心の準備を整えておこうと思っています。
