2025年11月4日火曜日

ロックオン(闘病日記その0.5/手術前夜)

同じような疾患を抱え、入院・手術を控える皆様のために。
お恥ずかしながら私のだらしないおなかを公開いたします。(手術前日の僕のおなかです)

決してこれから腹踊りをしようというわけではありません・笑。

おへその上にドクターが青色のペンで二重丸。
「システムだから・・・」とか何とかぶつぶつ言ってたけど、よくわからず。結果、今はこのおへそを中心に縦にざっくりと15cmほどの開腹痕があります(手術は腹腔鏡であり、左右の下腹部に挿入痕があるのだけど、それとは別におへそを中心とした大きな開腹痕があります。切除した臓器をココから出したのかしらん?と思ったり)。

その他4点の黒丸はドクターらが手術の際、ストマ造設の位置を迷わないよう示す印だそうです。
これは手術前夜に看護師さんが現れ、適切なストマ位置を示すため、僕に「ベルトの位置はどの辺?」とか「屈んでみて下さいね」など忙しく、でも丁寧にせっせと書いて下さいました。この黒丸をつけていただく際に看護師さんからお聞きしたところ、この作業を行うには別途研修を経なければならないとのことで、日々勉強なのヨ!とおっしゃってました。大変向上心に溢れていて感心しました次第です。

夜中、一人病室のベッドでこの自身のおなかに描かれた絵を見たとき、「まるで誰かにロックオンされたみたい・・・」と感じ、いよいよ翌日に迫ってきた手術に内心暗い気持ちになったことをよく覚えています。

それから約24時間後、全身麻酔後の僕の体には穴がたくさん開けられ、管がいっぱい生やされ、疾患部位の臓器は切除され、ストマが造設されたのでした。

・・・これを書いている今(術後1か月の11月上旬)、手術を決断したことに決して後悔はしていないし、それどころか疾患部位はだいぶ良くなったと思われます。
しかしストマを抱えたこの生活の大いなる不自由さと大腸の吻合部の安定を図るためのあと2か月。
ストマ閉鎖手術+再入院までの日数を、夜中布団の中で指折り数えてしまうこんなメンタルに対し、まだまだ気持ちをしっかり保っていないと壊れそうな状況にあります。
まだまだ元の生活に戻れない、この足踏みをしている感覚に焦りが募る今日この頃です。

以上、まだ書ききれていない闘病日記の一部を時々小出しに書くかもしれません。