2025年12月24日水曜日

(続)闘病日記・その1

メリークリスマスです。
さてさて前回のヘビーな手術と、それに伴うオストメイトとしての日々から約3ヶ月、待ちに待った「ストーマ閉鎖手術」の日がやってきました。
もちろんオストメイトとしての日々は人生勉強としてこれまで経験したことのない貴重で大切なものであったし、これからオストメイトとしての人生を送られる方々に寄り添えるようなそんな人間になりたいと思っています。

そんなストーマ=人口肛門、こちらを閉鎖するための手術を行う日がやってきました。
具体的には右のおなかに出していた小腸を改めておなかの中に戻すという手術です(ざっくり過ぎだけど、全部説明するのは骨が折れるのでお許しください)。

そんなストーマ閉鎖術でありますが、事前勉強はしていたもののドクターからの諸注意を受ける中で特にビックリしてしまったのが「人工肛門が出ていたところ、おなかの穴は塞がない」というもの。
最初は「えっ?」と聞き返してしまいました。
ドクター曰わく「人の体とは不思議なもので、穴が開いたところから肉芽が生えてきて、そのうち塞がるんですよ~」と仰る。そんなものなんだと思いつつも、万一そこから内臓がズル~リと飛び出たらどうするの?と内心ビクついておりました。

そして手術当日(2025年12月20日・土)を迎えます。
3ヶ月前も同じ病院で手術をしているため、落ち着いたものです。それがかえって良くないということは後々になって感じたこととなります。
それはさておき前回同様、朝一番の9時、お約束の青色の手術着に着替え、介助の方に連れられ手術室へと向かいます。
簡単な問診を済ませ、手術台へ(ふむふむこの光景は知っているぞ)。背中へ麻酔の針をゴリゴリ入れられるかと身構えていたところ、いきなりマスクを口元へ与えられ、目がうろんとしてきた。今回の麻酔はこの口元マスクからのみなのだな。と思うや否や、意識が戻ったときには、「仲山さ~ん、手術終わったよ~。」と肩をトントンされる。何度もトントンされる。しつこくトントンされる。
しかしトントンに応えたいのに口は動かない。
そして2~3分ほど経ったころ、ようやく『あ・り・が・とう、、、、ござ~いまし~た』と応答に成功する。
手術部位はもちろん見られる状態ではないが、手術の完了は3ヵ月もの間お世話になった「ストーマ×人工肛門」の機能が終了したことを意味するのです。そしてこのまま順調にいけば、従来通り食べ物は口→食道→胃→小腸→大腸を経て、肛門から便となって排出されるはずなのです。

手術時間はおよそ3時間弱、前回の12時間にも及ぶ大手術と比べれば負担は少なく、今回もまた医師や医療スタッフの皆さんに感謝しかありません。

リカバリー室での小1時間を経て、病室へ戻る(ちなみに隣には小学生と思しき男の子がやはり術後だろうか、痛みと恐らく不安感などで泣きじゃくっている。わかるぞ!がんばれ!)。

前回吐きそうになったストレッチャーでの病室への移動。今回はストレッチャーの上で酔わないよう、意識をしっかり保ち過ごします。
そしてようやく病室へ戻り、ベッド上で体の状況をなにげに確認。

・点滴の管はある
・心電計などのうじゃうじゃもある
・おしっこの管もある
・背中の管はない!
・排液管理のためのおなかのドレーンもない!
・そしてストーマパウチももちろんない!

前回の手術後と比べれば圧倒的な身軽さで手術は終了となったのです。

冒頭述べました待ちに待ったストーマ閉鎖術。
あっけないほどカンタンに3か月間に及ぶストーマとの共同生活が終わりを告げました。

あのおなかに生えた梅干のような、あるいは別の生き物のようにうねうねと動く人工肛門。
そして僕の意志とは一切無関係に胃で消化した食べ物をどろどろの状態のまま昼夜問わずせっせと排出する彼。
さらには3日に1回のパウチ交換の際、人口肛門の彼と共にその周囲の赤く腫れ痛んだ皮膚を目の当たりにする日々。
などなど。。などなど。。。。

しかし何といっても僕の体を守るために造設された機関の一つである人工肛門くん。
さようなら、本当にありがとう。

つづく