2025年10月17日金曜日

壊れたもの

今回、家族や友人、お客様など多くのご関係者に迷惑をかけながら私自身の抱える疾患の治療を行いました。心も身体も完治まではまだまだ時間がかかるのだろうという印象です。

特に今の自身の状況(オストメイト)を受け入れる為に、心が壊れないよう保つだけでも精一杯なのです。
退院後、ゆっくり仕事に関わってはいるものの、少しでもストレスがかかることがあるだけで、危うく均衡を保っている心がガラガラと壊れそうで怖いのです。

この疾患の原因・要因は様々なれど、その一つに自身の仕事があると思う。元々メンタルは図太い方ではなく、それどころか繊細だと自認している。そんな日々において、自身がこれ以上壊れないよう、その仕事への関わりに一定の距離を置き、スタッフさんや周囲の関係皆さんの協力を仰ぎながら進めています。

今まではその強すぎる責任感のせいですべて抱え込んで頑張らなきゃ!とやっていたけれど、しかし今、周囲の人の力を借りてみるとかえってスムーズで、逆にその方が連携の在り方としてはいいんじゃないかとさえ感じ始めています。

そんな今、家へ帰るたびに看護師でもある奥さんへ、その日1日にあったことを話してみるのだけど(なんか子どもみたい)、特に自分の無能さ(出来ないことが多すぎる)を痛感している日などは、「だっておなか開いて12時間もの大手術をして、おまけにストーマつけて2週間も入院してたんだよ。普通の人は会社なんかしばらく休んでるんだからね」と慰められる。
そんな言葉に甘えていいかどうかはわからないけれど、“そりゃそうか、まだそんなに頑張らなくていいのか、もう少し自分に優しくしていいのか”と納得させています。

ふと、今の自分はメンタルか?(うっすらとうつ状態にあるような自覚がある)と感じるも、とにかく壊れてしまった自分がこれ以上壊れないよう、少しだけ自分を労わろうと思う退院後1週間の今日この頃でした。