2018年8月1日水曜日

大口のスポット契約にて

損害保険は基本1年契約(更新をする)であり、お客様のニーズによって2年以上の長期契約を組んでみたり、特定のリスクを補完する1日だけの補償を行う短期契約などがあります。
この1日だけ、または1年未満の短期間の契約を我々は俗に「スポット契約」と呼んでいます。
このスポット契約はその特定の時期や、その年だけの単発もののため、損害保険をメインにする一般的な保険代理店としては正直経営基盤になりにくい、いわば会社にとってのボーナスみたいなものです。(ないよりあった方がもちろん嬉しいけど、来年は原則更新が訪れないし、来年も同様の単発の契約があるとは限らない・・・いや限りなく可能性は低いでしょう)

そんなスポット契約も時々ドデカイ内容のものに当たることがあります。
今回当社では珍しく「興行中止保険」という、いわゆる音楽などのライブ等イベントの際、天候の影響でイベントが中止となってしまった場合のチケット代や会場費、お弁当代やら機材代やらを補償する費用保険、このスポット契約をご照会いただくご縁に恵まれました。

なにせ大会場での数万人規模のイベントのため、たった1日限定の保険でありながらかなり大きな金額となりました。
でも先にも述べた通りあくまで単発もののため、心の半分くらいは冷静で「まあ来年のこの契約はないからね・・とても有り難い話だけど、、、まあまあ落ち着いて。。。」といった体でいました。

それが何という事でしょう!
ご契約書類に押印をいただき、あとは保険料のお払込を待つばかりの段で「本保険はやはりドタキャンに」とのお話が・・・!
(とてもよくわかる事情があったのでもちろん納得。お客様にとってはよい結果だったので、「あー!それは何より、良かったですね!」とニッコリ笑顔で返す・・・)

正直な気持ちとしてはもちろんガッカリ、しかしそれより本件を引き受けるために骨を折ってくれた保険会社の面々に申し訳がたたず顔向けが出来ない、、という自責の念が強かったのです。

お客様のところより帰る足取りは重く、拠り所のない思いは彷徨うばかり。

そんなグズグズしているところへ、
・学校のお客様より多くの生徒さんのおケガ等事故のご連絡。
・当社の社員さんからはたくさんのお仕事の結果連絡。
・個人のお客様からも色々なお問い合わせのご連絡。

くよくよ、グズグズしていられない位お仕事はある。
当社を頼ってくださる会社や学校、お客様はたくさんだ。
さあ気を取り直して頑張ってみよう!